「高騰する外構資材。そのとき施工会社はどう動くべきか」
― 変わりゆく住まいづくりの現場から ―
ここ数年、外構工事の現場では大きな変化が起きています。エクステリア商材の値上がりはもちろん、特に生コンクリートの価格上昇は顕著で、地域によっては数年前の約1.5~2倍近くに達するケースもあります。住宅の外回りを支える様々な材料がこれほどまでに高騰するのは、業界にとっても異例の事態と言えるでしょう。
背景には、原材料費の上昇、物流コストの増加、生コン工場の減少による供給体制の弱体化、そして建設業界全体の人手不足といった複数の要因が複雑に絡み合っています。こうした社会情勢の影響を受ける中で、企画・施工会社として外構工事にどう向き合うべきかが問われています。外構は住宅の完成を支える最後の工程であり、決して手を抜くことができない重要な工事です。だからこそ、「今、何ができるのか」を常に考え続ける必要があります。
私たちがまず大切にしているのは、「正直に伝えること」です。メーカーの価格改定は年々頻度を増しており、見積価格を正直かつ明確に示すことは、お客様の安心につながります。価格が動く時代だからこそ、透明性のある説明が欠かせません。
さらに、予算に合わせた仕様変更や代替商材の提案、施工方法の見直しなど、複数の選択肢を提示する姿勢も重要です。価格が上がっているからといって、品質を落とすような工事は決して行いません。安全性、耐久性、仕上がりの美しさ──これらは外構の価値を決める根幹であり、妥協できる部分ではないと考えています。
今後も、価格改定が続く現状では「早めの相談」が大きなメリットを生みます。工期の確保、商材の早期手配、価格上昇前の見積り確定など、計画を前倒しすることで得られる利点は多くあります。外構は住まいの印象を決める“顔”であり、暮らしの快適さを支える重要な要素です。だからこそ、変化の激しい時代でも、お客様とともに最良の選択肢を探す姿勢を大切にしています。
外構業界は今、大きな転換期を迎えています。しかし、どれほど環境が変わっても、「お客様の暮らしをより豊かにする」という使命は変わりません。株式会社榮家職員一同はこれからも、誠実で丁寧なものづくりを続けていきます。